新宿の朝。
ポストの上に抜け毛の塊りが乗っかっていた。
あれは残り毛?
だとしたら誰の?
葱南蛮ラーメンをおごってもらい、帰宅。


寝ようにもうまく眠れず。
頭痛がこびりついたように取れない。


頭が痛いと考えなくちゃいけないことを考えなくてすむ。
考えなくてすむ、ということは問題の解決ではないし、終局の形でもないし、私は。
私は。
中途半端に横から穴を開けて中身をほじくられたスイカのように。悲しくなろうにも、この中身は腐るほど残ってもいないし他に使いようも無い。
ただそこにあるだけの。
スイカはメロンと一緒においておくと、腐敗ガスが発生して、突然爆発したりすることがあるらしい。
人もそういう人種は存在するのかもしれない。
問題ないと思っていても。
内側では腐敗していく一方なのかもしれない。
情けないことに私は満たされない自分が嫌いではないので、この現状は多分何も変わらないのだろう。
幸せになりなさいとよく言われるのだが、この性分が変化しないうちは私は幸せにならない。
幸せになりたいとか、幸せになれないとかではなく、幸せにならない。
心の悲しみがここに留まるというなら、己が領域を外れるまで私は幸せにはならない。
無闇に痛みを忘れようとも、ポイ捨てしようともしない。
そこにあるしかない存在ならば、その事実を受理するしか道は無い。
しょうがないと言ってみたり、仕方ないといってみたり。
必死に納得しようとして。
納得しようとしてたのに。


私は道を探している。
どこに行きたいわけでもないのに。行く場所なんて無いのに。
ただ、ここに居られないという確信だけが追ってくる。
逃げられるわけが無い。
ここは私の領域。
私は私から。
永遠に逃げられない。
ここまでになってしまうと涙も出てこないから、不思議だ。
ここにいられない。
確信だけが。
内側を埋め尽くす。
私は私でなくなるまで永遠に道を探してる。

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