人生で初めて王に会う。
2005年7月17日自分、アラームをつけておくとそれの鳴る10分前くらいに
「ビクンッ!!」
ってなって起きてしまいます。
これは、なんなんでしょう。強迫観念の一種?
なーんてね。ただ単に体内時計がちょりっと早く進んでしまっているがゆえの生理的な反応なんですよ。
説明をつけようと思えば面白いくらいに説明がつくなあ、人間ってやつは。
とりあえず起床。
なんつーか、最近たっぷり睡眠をとっているおかげで、何となく常識の価値観が再構成されてきたらしい。
早い話が
【汚い部屋を見て本当に汚くてやってられねえと認識した】
ということなんですが。
家は収納が本当に少なくて服を居間の隅っこに古着屋よろしく(いやそんなにいいもんじゃないか)つみあげてあるのだが、これがなかなか曲者で時間の無い朝にうっかり引っ掻き回したまま家を出たり、ちょーっと畳み方を雑にしてしまうと見るも無残にぐっちょんぐちょんになってしまう。
それと芝居のフライヤー、空っぽのペットボトルや空き缶、栄養ドリンク、その他のゴミがもちゃくちゃに散らばっているため、
「ついさっきまでここで空き巣の集会がありました」
と言っても
「あ、そーなのー」
と流されても仕方ないくらいに汚い。
人の部屋じゃない。
どうしたものか……。
面倒くさいので外出することにする。
モスバーガーのアボガドワサビを無性に食べたくなりうきうきと歩みを進めていると背後でけたたましく談笑するおじさんの声がする。
なんだようるせーな。そう思って振り返ると細身で色黒の八百屋のおじちゃんみたいな格好をした中年男性がいた。
しかし、それは一人だった。一緒に話している相手がいるわけでもなく携帯で電話しているわけでもない。
(……やべえ、ノスタルジックな人だ)
とっさに歩調を速めるも一瞬目が合ってしまった為に背後から
「だれぇーだれぇー?ねーねえぇえー」
とつかつかついてくる。
正直言って恐い。
「く、車にライトがついてるよー誰が点けたのかなぁあー。あの車の車の色は真っ黒だぁ。腐ってる腐ってるよおあのくるまぁああ」
しばらく彼のやけに聞き取りやすい言葉に耳を傾けながらも前だけを見て歩いていたら、なんとか横断歩道で振り切ることができた。久々のキチガイさん。恐かった。
モスの前にブックオフに行く。
エゴラッピンのCDが欲しかったのだが、あまりに高額だったので断念する。むーむー。
最近全然CDを買っていない。欲しいのは沢山有るのに。
ゆらゆら帝国の最新アルバムも買ってないし。
あー、金が無い。
山本直樹の本をしばらく立ち読む。この作品に漂う虚無感はなんだ。面白いぞ。
やまだないとの新刊【ペンギン通り】が欲しかったのだが、まだ入っていなかったようなので諦める。
とりあえず、昔から知っていたけど入手するタイミングを失っていた大槻ケンヂの【くるぐる使い】他一冊を入手。
無難な買い物だ……そう思ってレジに持っていくとアジア系外国人の女性店員が居た。
中国だろうか韓国だろうか。そんなことをつらつら考え、そういえば駅前のセブンにも『しゅう』っていうすんごい可愛い女の子が居たなあ、ってことも思い出したりする。
で、商品を受け取って何気なく彼女のネームプレートを見た。
『王』
………………王!!!!!!!?????
え?こんなところに王が居るの?この人女王?
一気に上昇した血液中のアドレナリン濃度を必死で抑制しつつふるふると店を出る。
まさかこんなところで王に会うとは。
いやー、店員に対しては基本敬語で良かった、自分。
さて、いよいよモス。
だがしかし、勇んでレジに向かったものの
「アボガドワサビは30分ほどお待ちいただくことになるんですけど」
そう言われちゃあ別のを頼むほかないじゃないか。
仕方なく照り焼きチキンバーガーセットにする。
ここのレジの女の子は王ではなかったがネームプレートに
『まみ・保育士になる夢のために、日々がんばります』
と書いてあった。
特に好感は持てなかった。
まみの企みは失敗に終わった。
無難に食事を終わらせて帰宅。
何やら今日は様々なハプニング大賞が有った気がする。これいかがなものか。
もしかして掃除が嫌で逃げ惑っている私に神様が警鐘を鳴らしているのかもしれない。
う〜……仕方ない。掃除するか。
掃除を開始する。ここ半年くらいちゃんと掃除をしたことは実はなかったので改めて自分の生活スタイルを悔いる。
片づけを進めるうちに、でかいゴミ袋は3個ほどいっぱいになった。
普段ならゴミ捨てて、服片付けて本をまとめてはいおしまい。って感じなのだが、今回は違う。
もんのすごく嫌だったダンボールの分解を行い、まとめてヒモで縛ってゴミ集積所へ。
とんでもなく嫌だった雑誌まとめを行いゴミ集積所へ。
ペットボトル空き缶空き瓶を近くの自販機へ。
で、更に此処からがいつもと違う。
入居時に母から渡されたものの、その大きさや組み立ての面倒さから敬遠していた掃除機をついに使用!!
いやー、やはり文明は違うね。丸めたら猫の一匹や二匹つくれるんじゃない?ってくらいの自分の髪の毛の束を一瞬で根こそぎ吸い取ってくれるんだもの。らくちんらくちん。今までガムテでからぶきしていた自分が阿呆に見えるわ(実際阿呆か)
床に散らばっていた本を本棚へ移し(枕元の本は放置だが)
うちに放置してある客人の衣服をきちんと片し(まぁ、畳んで平積みなんですが)
散らばっていたアクセサリーを片して
やく3時間に及ぶ掃除、終了〜。
はーすっきり。
ついでについこないだまで知らなかった自宅マンション2階の自販機に飲み物を買いに行く。
もう1年以上ここに住んでいて2階をうろうろすることなんてなかったから、気がつかなかったっちゃ気がつかなかったんだけども。
開けっ放しの大きな窓から屋上(らしきところ)に出てみる。
道路を見ると浴衣を着た女の子がきゃいきゃい歩いている。
今日は近くで縁日かー、まぁ一緒にいく人も居ないなー。
空に星は出ていなかったけど、こんくらいが気楽か。
初めて飲んだアーモンド・オーレはとけたチョコレートアイスの味がした。安っぽさに感動。
きのことレタスのキムチ和えソテーと白飯でご飯。
ヘルシーな感じでなかなかよろしい。
生理が終わってしばらく経ったせいか、最近無駄に落涙することも減った。やはり自分の身体にホルモンが大きく関係しているのだなあ、としみじみする。
男はこういうホルモンの波って無いのかね。
私は女だから、別の部品と感触と味を持つ生き物のことは予測しようにも無理な話。
今日は掃除した。
好きなご飯を食べた。
すっきりした。
あとはレモンティーでも飲んで、長風呂にでも入れば私の休日は休日として立派に機能した一日となるのだろう。
このまま自分の中の凶暴なイキモノがどこかにいってしまえばいいのに。
ねぇ。
「ビクンッ!!」
ってなって起きてしまいます。
これは、なんなんでしょう。強迫観念の一種?
なーんてね。ただ単に体内時計がちょりっと早く進んでしまっているがゆえの生理的な反応なんですよ。
説明をつけようと思えば面白いくらいに説明がつくなあ、人間ってやつは。
とりあえず起床。
なんつーか、最近たっぷり睡眠をとっているおかげで、何となく常識の価値観が再構成されてきたらしい。
早い話が
【汚い部屋を見て本当に汚くてやってられねえと認識した】
ということなんですが。
家は収納が本当に少なくて服を居間の隅っこに古着屋よろしく(いやそんなにいいもんじゃないか)つみあげてあるのだが、これがなかなか曲者で時間の無い朝にうっかり引っ掻き回したまま家を出たり、ちょーっと畳み方を雑にしてしまうと見るも無残にぐっちょんぐちょんになってしまう。
それと芝居のフライヤー、空っぽのペットボトルや空き缶、栄養ドリンク、その他のゴミがもちゃくちゃに散らばっているため、
「ついさっきまでここで空き巣の集会がありました」
と言っても
「あ、そーなのー」
と流されても仕方ないくらいに汚い。
人の部屋じゃない。
どうしたものか……。
面倒くさいので外出することにする。
モスバーガーのアボガドワサビを無性に食べたくなりうきうきと歩みを進めていると背後でけたたましく談笑するおじさんの声がする。
なんだようるせーな。そう思って振り返ると細身で色黒の八百屋のおじちゃんみたいな格好をした中年男性がいた。
しかし、それは一人だった。一緒に話している相手がいるわけでもなく携帯で電話しているわけでもない。
(……やべえ、ノスタルジックな人だ)
とっさに歩調を速めるも一瞬目が合ってしまった為に背後から
「だれぇーだれぇー?ねーねえぇえー」
とつかつかついてくる。
正直言って恐い。
「く、車にライトがついてるよー誰が点けたのかなぁあー。あの車の車の色は真っ黒だぁ。腐ってる腐ってるよおあのくるまぁああ」
しばらく彼のやけに聞き取りやすい言葉に耳を傾けながらも前だけを見て歩いていたら、なんとか横断歩道で振り切ることができた。久々のキチガイさん。恐かった。
モスの前にブックオフに行く。
エゴラッピンのCDが欲しかったのだが、あまりに高額だったので断念する。むーむー。
最近全然CDを買っていない。欲しいのは沢山有るのに。
ゆらゆら帝国の最新アルバムも買ってないし。
あー、金が無い。
山本直樹の本をしばらく立ち読む。この作品に漂う虚無感はなんだ。面白いぞ。
やまだないとの新刊【ペンギン通り】が欲しかったのだが、まだ入っていなかったようなので諦める。
とりあえず、昔から知っていたけど入手するタイミングを失っていた大槻ケンヂの【くるぐる使い】他一冊を入手。
無難な買い物だ……そう思ってレジに持っていくとアジア系外国人の女性店員が居た。
中国だろうか韓国だろうか。そんなことをつらつら考え、そういえば駅前のセブンにも『しゅう』っていうすんごい可愛い女の子が居たなあ、ってことも思い出したりする。
で、商品を受け取って何気なく彼女のネームプレートを見た。
『王』
………………王!!!!!!!?????
え?こんなところに王が居るの?この人女王?
一気に上昇した血液中のアドレナリン濃度を必死で抑制しつつふるふると店を出る。
まさかこんなところで王に会うとは。
いやー、店員に対しては基本敬語で良かった、自分。
さて、いよいよモス。
だがしかし、勇んでレジに向かったものの
「アボガドワサビは30分ほどお待ちいただくことになるんですけど」
そう言われちゃあ別のを頼むほかないじゃないか。
仕方なく照り焼きチキンバーガーセットにする。
ここのレジの女の子は王ではなかったがネームプレートに
『まみ・保育士になる夢のために、日々がんばります』
と書いてあった。
特に好感は持てなかった。
まみの企みは失敗に終わった。
無難に食事を終わらせて帰宅。
何やら今日は様々なハプニング大賞が有った気がする。これいかがなものか。
もしかして掃除が嫌で逃げ惑っている私に神様が警鐘を鳴らしているのかもしれない。
う〜……仕方ない。掃除するか。
掃除を開始する。ここ半年くらいちゃんと掃除をしたことは実はなかったので改めて自分の生活スタイルを悔いる。
片づけを進めるうちに、でかいゴミ袋は3個ほどいっぱいになった。
普段ならゴミ捨てて、服片付けて本をまとめてはいおしまい。って感じなのだが、今回は違う。
もんのすごく嫌だったダンボールの分解を行い、まとめてヒモで縛ってゴミ集積所へ。
とんでもなく嫌だった雑誌まとめを行いゴミ集積所へ。
ペットボトル空き缶空き瓶を近くの自販機へ。
で、更に此処からがいつもと違う。
入居時に母から渡されたものの、その大きさや組み立ての面倒さから敬遠していた掃除機をついに使用!!
いやー、やはり文明は違うね。丸めたら猫の一匹や二匹つくれるんじゃない?ってくらいの自分の髪の毛の束を一瞬で根こそぎ吸い取ってくれるんだもの。らくちんらくちん。今までガムテでからぶきしていた自分が阿呆に見えるわ(実際阿呆か)
床に散らばっていた本を本棚へ移し(枕元の本は放置だが)
うちに放置してある客人の衣服をきちんと片し(まぁ、畳んで平積みなんですが)
散らばっていたアクセサリーを片して
やく3時間に及ぶ掃除、終了〜。
はーすっきり。
ついでについこないだまで知らなかった自宅マンション2階の自販機に飲み物を買いに行く。
もう1年以上ここに住んでいて2階をうろうろすることなんてなかったから、気がつかなかったっちゃ気がつかなかったんだけども。
開けっ放しの大きな窓から屋上(らしきところ)に出てみる。
道路を見ると浴衣を着た女の子がきゃいきゃい歩いている。
今日は近くで縁日かー、まぁ一緒にいく人も居ないなー。
空に星は出ていなかったけど、こんくらいが気楽か。
初めて飲んだアーモンド・オーレはとけたチョコレートアイスの味がした。安っぽさに感動。
きのことレタスのキムチ和えソテーと白飯でご飯。
ヘルシーな感じでなかなかよろしい。
生理が終わってしばらく経ったせいか、最近無駄に落涙することも減った。やはり自分の身体にホルモンが大きく関係しているのだなあ、としみじみする。
男はこういうホルモンの波って無いのかね。
私は女だから、別の部品と感触と味を持つ生き物のことは予測しようにも無理な話。
今日は掃除した。
好きなご飯を食べた。
すっきりした。
あとはレモンティーでも飲んで、長風呂にでも入れば私の休日は休日として立派に機能した一日となるのだろう。
このまま自分の中の凶暴なイキモノがどこかにいってしまえばいいのに。
ねぇ。
コメント