記憶がかなり曖昧。曖昧曖昧。
昨日の記憶があまりにも鮮明すぎて心がフイルムみたいになってる。
同じ映像をからから反芻してる感じ。
文字と言う記号が紡ぐ感情の破壊力。
ぼーっと鏡を確認する。
瞼はいつもどうり、右が奥二重で左が三重。
よかった。
私は昔よりずっと上手な泣き方を覚えてる。それが果たして成長なのか逃げなのかわかんないけど。
どうしたらいいかぜんぜん解らなくなっちゃって、なんかもう生理すら来ないし、ご飯も食べたくないし。
このままじゃ死んじゃうよ、きっと。
自殺癖はもうずっと前に克服したけど、このままじゃ再発しちゃうよ。
死んじゃうんじゃないか?
リアルに想像出来る。
自分は苦しいのも高いのも嫌いだから、多分刃物で死ぬんだろう。痛いのも嫌いなら良かったのに、なんでか痛いのは嫌いじゃなかったから。
あーぁあ。
居ても立ってもいられなくなり、他人に電話をしたりする。
頭ががんがん。風呂に入って髪洗って。
ちょっとだけ回復。

着替えて、昨日買った服を景気付けに着て、外出。
雨がしとしと降ってて気分が良い。これで日本晴れだったらきっと勢いで事故ってたわ。
中華おこわおにぎりを買う。美味い気もする。


日中電話した人と会う。友達?と言っていいのかどうだか良く解らないんだけど、兎に角この人に会いたかった。
この頃には雨も止んでて、天気はさらに良い感じの曇り空だった。
「有りえんくらい寒い」って話しながらしばらく歩いて相手の家に。


なんつーか、この人のうちは積み木細工みたい。レゴブロックの間取り。シルバニアファミリーではないんだけどね。
最近見慣れてきたけど秘密基地をそのまんま雨風しのげる造りに変えたような。
私はぐだぐだと演劇の話や昨日の話を垂れ流しちゃって。
それだけでも人としてどうかと思うのに、椅子が無い部屋でベッドで話をしたもんだから、当然のように合間合間に普通に何度か寝てしまう。

話して眠って。
眠って話して。

私を形成して分断する記憶が、その淡い眠りの接着剤で繋がっていく。
ぺたぺた、継ぎ目を隠しもせずに。
私、多少は見れる生き物になれたんだろうか。
内側がズタボロの断面でゆるやかに癒着していく感覚は、別に嫌いじゃない。


しばらくして、家主がバイトに行くというので、夜中に独りで留守番することに。
【呪音】を見逃す。がっくり。よく物まねするけど実物は見た事なかったんだけどなー。
あー。
なんとか、自分生きてる。
よかった、本当に死ななくてよかった。

雨は止んでた。
雨だから、止んでた。
そ知らぬ顔で。

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