新造語誕生。【ヤラミソ】

起床。
今日は真面目に大人を意識した化粧をしてみる。
特にどういったこともないのだけど。
一応するのとしないのとじゃ気合の入り方も違うから。
てか今日はテストだって言うのに。
なんで早おき出来ないかな、自分…。


学校。
フランス語と教育のテストを受けた。
なんか、
語学は好きなんだけど、他人に教育するのは心底苦手な自分が可愛い。


稽古。
新しい台本を貰い、なんとか頑張ってみる。
久保さんの
「童貞に怖いものなんてあらへん！！」
の名間違い台詞に本気で抱腹絶倒する。
確かに確かに間違ってはいないけど、いいのかなー。
台詞を覚えたりする。台詞を覚えるのは結構好きです。
あ、これも語学だからか。
特に多くの他人と絡むこともなく練習練習。
ちゃんとレオさんと森君を見たのはきっと初めてだ。
二人が微妙に区別がつかない。
とりあえずふわふわしてて裸体が綺麗な方がレオさん。
元々彼に似てて帽子のコンセプトがよく解らないのが森君。
と記憶することにする。
義雄と毛について考察する。特に有意義な時間ではなかった。義雄ごめんこんな話題しかない女で。


飲みに行く。誰かが行く場合は大抵行ってる自分、どんなもんでしょ。言いだしっぺにはならないけど参加率は自分が稽古日の場合は皆勤賞です。うわーん。暇なわけじゃないけど明日は一応テストないからなぁ。
行っちゃえ行っちゃえ。

主に飲みではもりもり食べる。飲まないから。
佐久間さんの話題の引き出しは油断ならないくらい面白い。
主に自分は叩かれ役です。いつか春田みたいに叩き役もできるようになりたい。
男性はセックスの際は相手の匂いがかなり気になるらしい。なるほど。
女性はいざ、処女を失っちゃうと男のギャランドウに対して免疫ができるらしい。それは納得いかんぞ。
処女が男の毛に対して、綺麗でいてほしいと思うのは、童貞が女の子はうんこしないと思うくらい無謀な望みだと言われる。
なんかもうそこまで言われると言い返す術なし。あーぁ。
でもいくら言われても男の無駄毛は少ないほうが好きです。

帰り道、春田と
「今19で処女ってことはヤラハタにならない可能性も有るけど、ヤラミソになる可能性も有るってことだよね」
と話しをして凹む。
ちなみにヤラミソってのは【やらずの三十路】の略語です。
こんな単語が出来たという事実に涙を隠せない。
自分、一応そんなに男子の身体に理想抱いてる訳じゃないし、こういっちゃなんだが王手一歩手前くらいには普通に行ってるわな。
しかしやっぱり貫通してないと処女扱いなのね。
情けないわー。
こんなことなら好きな人と付き合ったとき普通にやっときゃ良かった。しくじったなー。
むー。


帰宅。タクシーで。
最近タクシーのおんちゃんと普通に会話ができるようになった自分。大人になった証拠な気もするけどちょっともの寂しい。
日本人は風呂が好きだねーって話を適度にする。勉強になった。

コンビニにいったら絶対募金。
タクシーの運ちゃんには絶対に頭を下げてお礼。
化粧は絶対落とす。

そんなことくらいしか日々の生活の自分ルールは無いけど。
頑張ろうかな、とも思う。


あー。
何かヤラミソって単語が出来ちゃったおかげでヤラハタなんか何でも無い気がしてきてしまった。
これは中々悪い兆候であるぞ。いかんいかん。
油断したら負けだな。
一応ヤラハタは免れないかも知れないが
25歳くらいまでには自分の匂いをすきだって人とセックスしとこう。そんくらいにはまぁ出来ないこともなくなってるだろ、うん。

自分をひたすら安心させる為に必死だ。
こんな生き方、まことに退屈至極。