昼に起床。しかし二度寝。唾液で溺死しそうになって再度彼岸に舞い戻る。

今日は特にすることもない。ご飯も特に喰う気がしない。起き抜けにバナナ一本、春雨スープで朝御飯。まだ、生理は来ていない。

自分の中身がピーマン状態なのを再認識する。なんか活力が出ない。そして頭の中の自分もこないだ集合かけたっきり解散してないのに何か静かだ。皆何も言わない感じ。うーん、ノイローゼかな、被害妄想も自意識過剰も出てこないんだよ。

兎も角形から入ることにする。こういうときは意地でも着替えして、化粧をするに限る。単純かもしれないが、身なりを整えるというのは中々意識改革になるもので、多少気が晴れる。
しかし、このままここにいてもこれ以上の改善の余地はないと思うので、携帯料金を払うついでに百均にカイロとヘアゴムを買いに行く。

百均。お子様天国と化しているがそれももう日常か。
自分の半分も生きてない子供達に「すいませんすいません」とかしづきながらショッピング。心和むわけがない。
見るとは無しにコンドームを見る。てか個数が減っている感じが無い。これらは店頭に並んでいるうちに使用期限が切れちゃうんじゃないか?
もの凄く不細工な金髪ママさんが血眼でヘアアクセサリーを捜していた。そんなに必死に可愛いものを探しているならこんなディスカウントショップ来てる暇は無いだろうに。
無難に買い物して退避。

マックに行く。ここのマックにはいい思い出なんて全く無い。すこぶる嫌な思い出もないのだがなーんかテンションが下がる。
しかも直前までフィレオフイッシュを食べる気満々だったのについいつもの癖で「トマトチキンフィレオセット」と言ってしまい、拍車を掛けて凹む。ぁぁあ。

途中トイレに行く。
しばらくすると幼い女の子が入ってくる。一個しかトイレが無いので困っている雰囲気がひしひしと伝わってくる。
本当に可哀相だ…とは思うのだがこっちも
「入ってますか?」
「いや、出してます」
といった状態なので中断するわけにもいかず。
ドアをがんがん揺すられたりする。
こっちも急いでるから待ってってば。
「お腹いたい、お腹いたいょ〜」という悲痛な叫びも聞こえてくる。
ズボン穿くまで待てってば!!
わたわたと外に出ると、可憐な少女がきょとんとした顔で立っていた。とてもつい今まで悶え苦しんでいたとは微塵も感じさせないくらい涼しい顔でトイレに入っていった。

…謀られたか?
もじもじとシャツを直しながら釈然としない面持ちでマックを出る。女はきっと生まれたときから役者なんだね。

郵便局で金を下ろしセブンで携帯料金を払う。はぁ、肩の荷が下りた。

ジャスコに行く。肌着と下着がセール中なので、それを買う。
…肌着も下着か?まぁいい。
高校入ってしばらくまでは下着なんかどうせ見えないんだから身につけられれば何でもいいや主義で、冬場なんかブラジャー着けなかった。いや、時たま夏でも着けなかった。
しかし、ここ最近下着を選ぶのも中々面白いものだと気づいた。洋服は要は他人様に恥じない様に、というよりは自己満足で着ける物なのだから下着だって充分【自己満エンターティメント性】に優れた物だと解ったからだ。
実際可愛いモノをつけているときは気分がしゃきっとするし、穿きなれたふかふかショーツはリラックスする休日には欠かせない。
まぁ、時たま婦人服売り場で見かける【幸運の赤い下着】が本当に効くかどうかと言ったら断言はできないのだが。    

実は普通の洋服だけ売ってる店より、「一見雑貨屋にしか見えないけど服も売ってるっちゃ売ってる」くらいの店のが似たような商品を半額くらいの値段で買えたりする。
とりあえずいくつかの店を2往復くらいしてじっくり吟味をする。途中明らかに裸に身につけるものとしか思えないハートエプロンを発見してちょっとぐらっとくる。まぁぐらっと来るとは言えども、大人の遊びに使うのではなく単純可愛いので普段使いしたくなったわけだが、サテンのハートフリフリエプロンを付けてシシトウのヘタを取る自分を想像したらそんな淡い願望は崩れ去った。

突然おっさんの
「これから煙が出てたんだよお」
という訴えが。
化学繊維が焦げる匂いに誘われて人だかりがする方へ行くと、どうやらインテリア用の小さな扇風機(ドライヤーかも)から出火したらしい。幸い私が現場に着いた時には煙も何も出てなかったのだが、狭い店内に所狭しと置かれた雑貨の一つが謎の出火、と聞くとドンキホーテの事件を彷彿としてなかなかの高揚感を覚える。
しかし何よりぎょっとしたのは、その騒ぎで店の中の客がわらわら寄って来たのだが、殆どがおっさん、おばちゃん。
若者は面倒ごとに巻き込まれたくないのでこういう些細な事件には魅力を感じないのかもしれないが、それにしても野次馬の平均年齢の高いこと高いこと。これが高齢化の波ってやつか?それともただ単に中年になっても可愛くて安っぽくてきらきらした物に惹かれるってー落ちか?

ひとしきり冷やかした後、安〜いブラジャー&ショーツのセットやババシャツ(たまに思うけどこのネーミングってあんまりだよなぁ)を買う。横で子供が「どんきほ〜てどんきほ〜てぇ〜♪」と歌っていた。

さて、買うものも買ったし買えるかな。

そんなとき、何者かが私の脇を小走りにすり抜けた。
紅いロングコートとコートと同じ素材の帽子、そして大きな花のコサージュ…一見【荒地の魔女(ハウルの動く城)】だ。どこかで見た事がある。
そぅ、この1m弱の身長。

今月5日に見たフェアリー(多分ホビット族)のおばあちゃんじゃ〜んっ!!

またしても呆気に取られてしばし硬直。正気に戻って行方を捜したが、今回も見つからなかった。彼女は何故いつもあんなに急いでるんだろうか。今後も会う機会が有ったら…いや、怖いからもう会いたくない。

薬局に寄る。ファブリーズとバスマジックリンの詰め替えと、用心で生理用品も購入。実に所帯じみた生活。

帰宅。
少林サッカーを見ながら夕飯。
スマスマで塩辛いものやタバコの吸いすぎは胃がん発症率が1.5倍になるって言ってた。お気に入りの人たちは結構タバコを吸う人が多いのでいたく心配だ。

風呂場の電球が前触れ無く切れる。一応ストックが有ったので自力で何とか交換する。
以前この日記内で書いた
【恋愛の死は電球が切れるときの様に明確であるべきだ】
という言葉が蘇る。
つい最近自ら殺してしまった恋は笑ってしまうくらい呆気ないものだった。ああいうのが果たして自分が望んだ明確な幕切れと言うものだったのか。人と同じで結構容易く死んでしまうものということは頭では解っているつもりだった。頭では。
でも、頭と精神は本当に同じものなのだろうか。
随分前に切れた玄関の電球は、別れた恋人に交換を頼んだとき「そんくらい自分でなんとかできるだろ」
と断られて以来ずっと切れたままだ。
うちは椅子が無いのでどこかで折りたたみ椅子を買ってくるか、誰か背の高い男友達に頼むかしないと換える事は出来ない。
椅子なんか今時百均でも売ってるだろうし、引き受けてくれそうなお人よしな男友達もいるのだが、何故か未だに何もしていない。
ついこないだまでは、薄暗い玄関に慣れた気でいたけど。
自分の手が届かない場所で息絶えたままの電球は、無性に私の頭の深いとこをざわめかせる。
換えたい。
これ以上自分以外の物に自分の影は見たくない。

なんとかしなきゃなー。

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